2014年9月3日水曜日

「(目と肘は)チョットイタイヨ。」 by Berrick Barns

先週の土曜の秩父宮の第一試合は野武士軍団ことパナソニックワイルドナイツ対クボタスピアーズでした。


この試合で一番楽しみにしていたのは、野武士軍団に新加入のGeorge Whitelock。




ちょうど、その日の朝に目を通した報道記事には、兄弟のAdam Whitelockの談話が掲載されていて


"He [George] is playing this weekend - coming off the bench. He can count to 10 [in Japanese], he said, and has learned one lineout call. It will be good to get his first game under his belt over there.'' 

「Georgeは今週末の試合に出るんだ。ベンチスタートだけどね。


日本語で10まで数えられるようになって、ラインアウトのコールも一つ覚えたって言ってた。


良い経験になるだろうね。」

 
(2014/08/30 www.stuff.co.nz)


とのことで、ラインアウトのコール一つだけでダイジョブ???なんて思ってたんですけど。


実際には、試合の途中からこの人のことが心配で、勝利の行方は二の次になってしまいました。



試合前のウォーミングアップでは、いつもどおり、誰よりも早くピッチに登場したBerrick Barns。


前半開始からそれほどたっていないときに、超至近距離でキックチャージをした時は


スタジアム中に響き渡る様なものすごい音がしました。


本当に痛かったようで、ボールが当たった左腕を降りながらプレーを続けていたんですけど。


さらにその後のハイパントのボールをキャッチしてから…、


あ、また首無し写真が。。。




ハイ、この後ですね。




なんだか足元がフラフラし始め、チームのスタッフに抱えられるようにしてベンチに下がりました。



ん?なんかBerrick Barnsが泣いてる?????




この日は、メインスタンドから観戦していたのですが


Berrick Barnsがしきりに右目を気にしているのが手すり越しに見えました。




あー、きっとこのカメラの前にBerrick Barnsがいるに違いない…。




スタジアムの電光掲示板には映像が映らなかったので、気になって仕方がありませんでした。 


前半終了時には、左腕はこの通りアイシングでぐるぐる巻き。




今シーズンの初白星となり、試合終了時には笑顔を見せていたんですけど。




痛めたらしき左肘(左腕)は曲げたまま、ずーっとこの角度だったんです。



しかも、真正面から見ると、右目がほとんど開いてない・・・。


それでも、観客席で待つファンの元に向かい、写真撮影やサインに応じていました。


この日、一緒に観戦したWallabiesファンのYちゃんが彼にサインをお願いしたので


その時に「目と肘は大丈夫ですか?」と聞いてみたところ


「アー、チョットイタイヨ。」と爽やかな笑みと共に日本語で答えが返ってきました。


でも、右目の下には大きな青いアザができていて、目は半分も開いていませんでした。


試合終了後のプロボクサー程ではないにせよ、見てるだけでも痛々しいのに


最後の一人まで笑顔でファンサービスに応じる姿勢にはホントに頭が下がります。


「大したことないと思うよ~。」って言ってましたけど、本当にそうであってほしいと思います。。。


やっぱりさ、ヘッドキャップした方がいいと思うのよね、アタシ。


まだトップリーグは始まったばかりですけど、来年のワールドカップ出場を目指して


半年後にはオーストラリアに帰っちゃいますかね…。


昨年に続き、この人から目が離せないシーズンになりそうです。




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